学内講座コード:320313
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
ケルトの「自然信仰」:その神話芸術とシンボリズム
申し込み締切:
2019年07月22日 (月) 23:30
開催日時:
7月24日(水)~ 7月31日(水)/15:00~17:00
入学金:
8,000円
受講料:
7,776円
定員:
24
講座回数:
2回
講座区分:
数回もの
その他:
ビジター価格 8,942円
補足:
-
【目標】
・古代中世から伝わる「ケルト」の神話伝説を読み解き、動植物を神々とみた、その「自然信仰」の特色を、歴史・文学・芸術作品から学んでいく。
・今回はアイルランドの神話・芸術、古代ローマ人によるケルト史料から、人間と自然の交流と、死を乗り越えて進む生命循環の思想を支えた代表的な「動植物信仰」をみていこう。キーワードは、「自然」「アニミズム」「動物神」「植物神」「精霊」。
【講義概要】
ヨーロッパ文化の古層「ケルト」の神話伝説は、「異教ケルト」の「自然信仰」をキリスト教時代に入っても語り継いできた。動物(鹿)、植物(樫の木)、祖霊(5000年前のニューグレンジ古墳)、水界(西方浄土の海)などのテーマは、生きとし生けるものと聖なる場所への崇拝を示している。今回はアイルランドの(1)騎士団フィアナ神話(鹿と森)、(2)ドルイドと樫の木信仰に光を当て、なぜ「ケルト」文化にはユーロ=アジア世界に根源的な自然観が育まれたのかを発見していこう。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/24(水) 「鹿と森」をめぐる神話:騎士団長フィンと動物の精霊
第2回 2019/ 7/31(水) ケルトの「樹木崇拝」の歴史:聖なる木・生命の木の信仰
【テキスト・参考図書】
参考図書
『図説 ケルトの歴史』(河出書房新社)(ISBN:978-4309762630)※図版多数。入門に適する参考書。
『ケルト 再生の思想:ハロウィンからの生命循環』(ちくま新書)(ISBN:978-4480069986)※ケルト文化の生命循環の暦と思想を学べる参考書。
『ケルトの想像力 ー 歴史・神話・芸術』(青土社)(ISBN:978-4791770298)※ケルトの歴史・神話伝説・芸術を、古代から近現代まで学べる参考書。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 鶴岡 真弓 |
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肩書き | 多摩美術大学教授、多摩美術大学芸術人類学研究所所長 |
プロフィール | 1952年生まれ。早稲田大学大学院修了。ケルト文化研究家。『ケルト / 装飾的思考』(筑摩書房)、『ケルトの想像力:歴史・神話・芸術』(青土社)、『装飾する魂』(平凡社)、『ケルトの歴史』(共著・河出書房新社)、『ケルズの書』(岩波書店) 等著訳書多数。『ケルト再生の思想』(ちくま新書)で河合隼雄学芸賞受賞。 |
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