学内講座コード:320119
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
社会人のための必修教養講座 『源氏物語』との出会い方
申し込み締切:
2019年07月30日 (火) 23:30
開催日時:
8月 1日(木)~ 9月12日(木)/19:00~20:30
入学金:
8,000円
受講料:
17,496円
定員:
24
講座回数:
6回
講座区分:
前期
その他:
ビジター価格 20,120円
補足:
-
【目標】
・平安時代の風俗や暮らしや感性などを理解し想像しながら読む。
・和歌や引歌、語りなど、この時代のこの文章だから表現できる豊かさを味わう。
・時代が違うからこその考え、時代が違っても同じ心の両方を考える。
【講義概要】
『源氏物語』ってどう読むのだろう。そんな疑問に可能な限り応えられる講座にしたいと思っています。今学期のテーマは「物語の始まり」です。桐壺巻は『源氏物語』の最初の巻ですが、最初に書かれたわけではないらしい。読み切り短編のように若紫巻などが書かれたあと、『源氏物語』を長編としてまとめるべく、あとから首巻として据えられたらしい。この二つの巻にはそれぞれ光源氏に関する予言がありますが、それはそれぞれの巻の文脈と密接にからんでいます。特に桐壺巻は父桐壺帝、母桐壷更衣の詳しい話が続きますが、これは主人公の血筋紹介にとどまらない意味があります。
そんな全体の構造にも目配りしながら、装束や慣習に触れ、さらに『源氏物語』が意識している歴史など、現在の研究でわかってきたことをお話ししたいと思います。
『源氏物語』の面白さは、何回も読み直すほどに、新たな発見があることです。『源氏物語』が語りかけてくれる古さの妙と新しさの愉しみを、味わっていきたいと思います。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『源氏物語(一)桐壺 ― 末摘花』(岩波文庫)(ISBN:978-4003510155)
参考図書
『源氏物語図典』(小学館)(ISBN:978-4093620611)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 今井 久代 |
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肩書き | 東京女子大学教授 |
プロフィール | 博士(文学、東京大学)。専門分野は日本中古文学。第4回紫式部学術賞受賞。刊行中の『源氏物語』(岩波文庫)の編集協力(注釈の見直し)。著書に『源氏物語構造論 ― 作中人物の動態をめぐって』、共著に『源氏物語 煌めくことばの世界II』『知の遺産シリーズ(5) 宇治十帖の新世界』等がある。 |
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