学内講座コード:210406
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校 (東京都) ]
講座名:
都市を装飾する ― 公共彫刻の150年
申し込み締切:
2019年04月23日 (火) 23:30
開催日時:
4月25日(木)~5月30日(木)/15:00~16:30
入学金:
8,000円
受講料:
14,580円
定員:
30名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
ビジター価格 16,767円
補足:
-
【目標】
・明治以降の日本の都市デザインの変貌をたどりながら、そこに置かれた公共彫刻がどのような役割を果したかについて理解を深める。
【講義概要】
明治維新にわずかに遅れて出現した銅像が近代化する都市をどのように装飾したかをたどる。明治末には、すでに東京は銅像だらけになったと言われる。個人を顕彰する銅像、とりわけ軍人像は敗戦を機に退場し、代わって匿名の裸体像、ついで抽象彫刻が登場する。公共空間と公共彫刻の新たな関係が生まれた。彫刻のある町づくりはこの産物だ。しかし、それも色褪せ、現代では置物よりも携帯されるもの、ゆるキャラのように動き回るものが台頭している。インターネットが公共空間の在り方を変えたことをも視野に収め、150年の公共彫刻の歴史を振り返る。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/25(木) 江戸から東京へ、銅像の出現
第2回 2019/ 5/ 9(木) 帝都東京と銅像の時代
第3回 2019/ 5/16(木) 敗戦をめぐる軍人像と裸体像の交代劇
第4回 2019/ 5/23(木) 駅前彫刻と彫刻のある町づくり
第5回 2019/ 5/30(木) ゆるキャラ、ケータイの台頭
【テキスト・参考図書】
参考図書
『銅像時代 ― もうひとつの日本彫刻史』(岩波書店)(ISBN:978-4000259620)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 木下 直之 |
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肩書き | 静岡県立美術館館長 |
プロフィール | 1954年浜松市生まれ。東京藝術大学大学院中退、兵庫県立近代美術館学芸員、東京大学総合研究博物館助教授、東京大学教授を経て静岡県立美術館館長。見世物、祭り、銅像、博物館、動物園、城、戦争などを通して日本の近代について考えてきた。著書に『銅像時代』、『動物園巡礼』など。2015年春、紫綬褒章受章。 |
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