学内講座コード:330315
この講座について質問する※現在、この講座の申し込みは
行っていません。
主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
中国文化大革命
申し込み締切:
2018年10月24日 (水) 23:30
開催日時:
10月26日(金)~12月 7日(金)/15:00~16:30
入学金:
8,000円
受講料:
14,580円
定員:
24
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
ビジター価格 16,767円
補足:
-
【目標】
・中華人民共和国の近現代史について、それも特に日本との関連で考える。
・中国の政治文化について、民族問題と国際関係のなかで考える。
・20世紀の世界を震撼させた中国文化大革命を複眼的に考察する。
【講義概要】
中国文化大革命(略して文革)は「20世紀における十大世界史的大事件」の一つにカウントされている。漢民族が住む国内だけでなく、辺境のモンゴル人やチベット人など少数民族にも多大な影響を与えた結果、中国は深刻な民族問題を抱えて今日に至る。また、毛沢東語録を世界各国に運んで、「革命の輸出」を行い、他国の内政にも干渉した結果、今日における中国の覇権主義体制が確立された。では、文革は何を目標に、どんな形で発動されたのか。本講義では最新の研究成果を踏まえながら、大国中国の現代史とその文化について概説する。
【各回の講義予定】
第1回 2018/10/26(金) 王朝交代時の前近代性をもつ「中国革命」から「文革」へ
第2回 2018/11/ 9(金) 文革は一夜にしてならず、中国全土で展開された文革を概観
第3回 2018/11/16(金) 少数民族の文革 その(1)内モンゴル自治区の文革とジェノサイド
第4回 2018/11/30(金) 少数民族の文革 その(2)チベットとウイグルの文革
第5回 2018/12/ 7(金) 世界にとっての文革 「革命の輸出」と他国の内政干渉
【ご受講に際して】
◆首都北京の文化大革命だけでなく、内モンゴル自治区やチベットの文化大革命に関する著作も読んでほしいと思います。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『墓標なき草原 ― 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上・下)』(岩波書店)
『 逆転の大中国史 ― ユーラシアの視点から 』(文藝春秋)(ISBN:978-4163905068)
『フロンティアと国際社会の中国文化大革命』(集広舎)(ISBN:978-4904213421)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 大野 旭 |
---|---|
肩書き | 静岡大学教授 |
プロフィール | 中華人民共和国内モンゴル自治区(南モンゴル)出身。モンゴル名はオーノス・チョクト、中国名は楊海英。『墓標なき草原 ― 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上・下)』(2009年、岩波書店)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文藝春秋)、『チベットに舞う日本刀 ― モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『日本陸軍とモンゴル』(2015年、中央公論新社)等著作多数。 |
© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.