学内講座コード:130206
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 (東京都) ]
講座名:
やさしい日本経済史 身過ぎ世過ぎの二千年【大正-昭和戦前・戦中期篇】
申し込み締切:
2017年10月02日 (月) 23:30
開催日時:
10月 4日(水)~12月 6日(水)/14:45~16:15
入学金:
8,000円
受講料:
29,160円
定員:
30名
講座回数:
10回
講座区分:
後期
その他:
ビジター価格 33,534円
補足:
-
【目標】
・大正から昭和戦中期までの日本の歩みを、経済・金融的な観点から理解できるようにする。
・日本の本格的工業化(重化学工業化)の進捗を、時期・段階ごとに明らかにする。
・国際金本位制が当該期の日本に及ぼした影響を考察する。
・デフレとプラス成長が共存した1920年代に「経験」と「数量」の両面からアプローチする。
・総力戦体制論(1940年体制論・戦時起源説ともいう)の当否を事象ごとに検討する。
【講義概要】
日本列島における経済的な営みの歴史を概観します。今期の講義は【大正-昭和戦前・戦中期篇】です。第一次世界大戦が勃発する直前、日本経済は破綻寸前の状況にありました。それを理解するためには、国際金本位制がどういうものなのか、そこに組み込まれるとどういうことが起こるのかを知る必要があります。金融や国際収支に関する知識が、どうしても必要になってくるわけです。大戦終結以降の経緯についても、大正デモクラシーや二大政党制といった政治史の諸概念では解き明かせない問題が時代の通奏低音を奏でていました。「慢性不況」と呼ばれた1920年代を経て、30年代後半、日本は空前絶後の「統制経済」を導入し、市場経済といったん決別します。この30年ほどの間に起きためまぐるしい変化の跡を、経済史的な観点からたどります。
【各回の講義予定】
第1回 2017/10/ 4(水) 序――日本の工業化をめぐる基本問題
第2回 2017/10/11(水) 第一次世界大戦と日本経済
第3回 2017/10/18(水) 重化学工業化の起動
第4回 2017/10/25(水) 慢性不況
第5回 2017/11/ 1(水) 井上財政と金解禁
第6回 2017/11/ 8(水) 高橋財政の成功とその後の問題
第7回 2017/11/15(水) 労働市場と資本市場の二重構造
第8回 2017/11/22(水) 財市場と企業の二重構造
第9回 2017/11/29(水) 経済統制の開始
第10回 2017/12/ 6(水) 戦時計画経済
【テキスト・参考図書】
テキスト
『日本経済の二千年 改訂版』(勁草書房)(ISBN:978-4-326-50276-9)2017年度秋期の授業範囲は、テキストのP.220~P.286に当たります。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 太田 愛之 |
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肩書き | 早稲田大学講師 |
プロフィール | 1960年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、同大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。専攻は日本経済史。著書に『日本経済の二千年』(共著)など、論文に「揺籃期の『家』」(『社会経済史学』)、「古代村落の再編」(『日本史研究』)などがある。 |
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