学内講座コード:320102
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主催:
早稲田大学エクステンションセンター [ 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 (東京都) ]
講座名:
『伊勢物語』を読む 物語を生み出した物語
申し込み締切:
2016年07月28日 (木) 23:30
開催日時:
8月 4日(木)~ 9月 1日(木)/10:30~12:00
入学金:
8,000円
受講料:
7,096円
定員:
30名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
ビジター価格 8,165円
補足:
-
【目標】
・『伊勢物語』と、『伊勢物語』をもとに創作されたと考えられる物語とを、比較しながら読む。
・それぞれの物語の特徴を知る。
・『伊勢物語』がどのように受け止められたかを考える。
【講義概要】
『伊勢物語』はそれぞれの章段が独立していますので、どこから読み始めても楽しむことができます。今期は、『伊勢物語』の中でも、後の物語に強い影響を与えたと考えられる3章段に焦点を当ててみます。107段「涙河と身を知る雨」、49段「うら若み」、40段「いでていなば」は印象的な物語で、そのモチーフは『落窪物語』『源氏物語』『堤中納言物語』等の重要な場面で使われました。これらの物語はそれだけを読んでも十分に楽しめる物語ですが、『伊勢物語』を念頭に置くことで、より深い理解が可能になります。また、いろいろなタイプの物語に触れることで、平安時代の物語の広がりを楽しんでいただきたいと思います。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 8/ 4(木) 雨の中の来訪~『伊勢物語』107段から『落窪物語』へ
第2回 2016/ 8/25(木) 妹への恋心~『伊勢物語』49段から『源氏物語』へ
第3回 2016/ 9/ 1(木) 親に裂かれた恋~『伊勢物語』40段から『堤中納言物語』「はいずみ」へ
名前 | 宮谷 聡美 |
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肩書き | 東京経営短期大学准教授 |
プロフィール | 早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。専門分野は平安朝文学(特に歌物語)。共編著書に『古今和歌集巻二十』(新典社)、論文に『研究講座 伊勢物語の視界』(新典社)所収「『伊勢物語』の和歌―「よむ」歌と「いふ」歌―」、同「『伊勢物語』の物語と歌―涙河と身を知る雨―」などがある。 |
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