学内講座コード:”2241F005
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
ポピュラー音楽からみるフランス社会 ラップやロックは何を映しているのか
申し込み締切:
2023年02月07日 (火) 23:30
開催日時:
2月17日(金)~2月24日(金)/18:30~20:00
入学金:
3,000円
受講料:
5,000円
定員:
15名
講座回数:
2回
講座区分:
数回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
フランスのポピュラー音楽と言えば、日本で親しまれているのは、シャンソンかもしれません。独特の世界観を持つ音楽や歌が、フランス人の精神性や社会批判を担ってきたのは事実です。ただ、近年のフランス音楽の動向をみていると、シャンソンよりも、社会を映し出しているのは、もっと別の音楽であるように思えます。たとえば、ラップ・ミュージックや、一部のロックがそうです。
この講座では、この四半世紀(主として九〇年代以後)のフランスのポピュラー・ミュージックの歴史を概観しながら、その歌を生み出した社会的背景との繋がりを考察していこうと思っています。「政治と音楽」というテーマでは括り切れない、移民や難民がフランスのポップ・ミュージックに果たした役割を具体的な楽曲に触れながら、考えて行こうと思います。フランスの社会が抱える様々な社会問題に、ミュージシャンたちはどう向き合ってきたのか、が講座の主題です。
貧困と格差、「郊外」問題、宗教、人種差別、女性差別に対する怒りを、フランスのミュージシャンはどう表現してきたのか、を語りたいと思います。それから、こうしたミュージシャンからみた日本(日本への関心はとても高い)はどう表象されているのか、についても触れたいと考えています。
具体的に取り扱うミュージシャンは、
セルジュ・ゲンスブール、MCソラール、IAM、Mafia-K1-fly、Abd Al Malik、アンジェル、Orelsan、Bigflo & Oli などを予定しています。
なお、フランス語の歌詞ですが、可能な限り、日本語訳を配布します。
【講座スケジュール】
第1回 02-17 18:30~20:00
第2回 02-24 18:30~20:00
単位数:1単位
※定員の充足状況の変化で、締切前でも受付終了・開講中止等になる場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 陣野 俊史 |
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肩書き | 立教大学大学院 特任教授 |
プロフィール | 1961年、長崎生まれ。早稲田大学や明治大学、明治学院大学、東京工業大学などで非常勤講師を務めたのち、現職。音楽をめぐる著作に『じゃがたら』『渋さ知らズ』『ヒップホップ・ジャパン』『フランス暴動 移民法とラップ・フランセ』『ザ・ブルーハーツ』(以上、河出書房新社)、『魂の声をあげる 現代史としてのラップ・フランセ』(アプレミディ)がある。 |
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