学内講座コード:”2041Z101
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
国際政治と感染症 ~新型コロナで見えた国際保健協力の課題~
申し込み締切:
2021年01月29日 (金) 23:30
開催日時:
1月30日(土)/14:00~16:00
入学金:
-
受講料:
1,000円
定員:
30名
講座回数:
1回
講座区分:
1回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
新型コロナを巡ってはWHO(世界保健機関)を舞台として米中の対立が激化しています。アメリカのトランプ大統領は4月、WHOが「基本的な義務を果たさなかった」、「中国寄りである」として拠出停止を発表、7月初旬に正式にWHO脱退を通告しました。対する中国の王毅外相は「コロナ問題を政治化し、WHOを中傷するものがいる」と暗にアメリカを指しつつ反論、グローバルな連帯とは全く逆の方向へと事態は推移しています。また、新型コロナワクチンを巡っても、先進国が製薬会社と直接交渉して確保を進めており、途上国も含めた平等なアクセスが実現するかは予断を許さない状況です。
他方、歴史を振り返って見ると、感染症の管理は国際協調と深い関わりにあることがわかります。本講座では、国際保健協力が歴史的に国際協調とどのように関わり合ってきたのかを振り返りつつ、新型コロナをめぐる国際社会の対応を概観し、今後、流行の終息に向けてどのような対応が求められるのか、日本の役割とは何かを考えていきます。
【講座スケジュール】
第1回 01-30 14:00~16:00
プレミアム講座は東京都立大学教員の専門的かつユニークな研究の内容を紹介する講座です。興味のある方々に受講していただくよう特別価格で提供しており、入会金も不要(一般の方)です。高校生は無料で受講できます。尚、当講座に関しては事前のキャンセルの場合でも受講料は返却いたしませんのでご了承願います。
講師略歴
博士(学術:東京大学)。東京大学法学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科社会科学専攻国際関係論博士課程単位取得退学。東京大学東洋文化研究所助教などを経て、東京都立大学法学部政治学研究科教授。研究テーマはグローバルヘルス・ガバナンスと国際政治。
本年4月に『人類と病―国際政治から見る感染症と健康格差―(中公新書)』を上梓。
『人類と病~国際政治から見る感染症と健康格差~(中公新書)』
序章 感染症との闘い?ペストとコレラ?
第1章 二度の世界大戦と感染症
第2章 感染症の「根絶」?天然痘、ポリオ、そしてマラリア?
第3章 新たな脅威と国際協力の変容
?エイズから新型コロナウイルスまで?
第4章 生活習慣病対策の難しさ?自由と健康のせめぎあい?
第5章 「健康への権利」をめぐる闘い?アクセスと注目の格差?
単位数:0単位
名前 | 詫摩 佳代 |
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肩書き | 東京都立大学教授 法学部法学科政治学コース |
プロフィール | 博士(学術:東京大学)。東京大学法学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科社会科学専攻国際関係論博士課程単位取得退学。東京大学東洋文化研究所などを経て、東京都立大学法学部政治学研究科教授。研究テーマはグローバルヘルス・ガバナンスと国際政治。 本年4月に『人類と病―国際政治から見る感染症と健康格差―(中公新書)』を上梓。 |
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