学内講座コード:”1941T010
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
将軍側近 柳沢吉保 ― 悪役の宿命とその実像
申し込み締切:
2020年01月16日 (木) 23:30
開催日時:
1月17日(金)~2月7日(金)/18:00~19:30
入学金:
3,000円
受講料:
10,000円
定員:
25名
講座回数:
4回
講座区分:
その他
その他:
補足:
-
【講座内容】
人の評判というものは、場合によって意図的に、あるいは時間の経過によって変わることがあります。
政治の現場に例を取ると、新しい政権を担うことになった人物が、政権を掌握してからも前政権批判を頻繁に行うことがあるのは、自らの政権のよい点をアピールするためです。また、自らの言動や政策が批判されたときに、「後世の解釈に任せたい」などと逃げる政治家がいるのも、のちの時代に評価が好転することがある、という悪評の生産メカニズムを意識しているからでしょう。しかし、そのような評判が、世論と合致した場合には、一過性の悪評では済まず、巷における定説となっていくこともあるのです。
本講座では、現在も「悪役」の宿命からなかなか逃れることのできない、5代将軍徳川綱吉の側近「柳沢吉保」を事例として、歴史の中で、「悪役」はいかに作られていくのか、考えてみたいと思います。
【講座スケジュール】
第1回 01-17 18:00~19:30
第2回 01-24 18:00~19:30
第3回 01-31 18:00~19:30
第4回 02-07 18:00~19:30
単位数:1単位
名前 | 福留 真紀 |
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肩書き | 東京工業大学准教授 |
プロフィール | 博士(人文科学)。現在、東京工業大学准教授。専攻は日本近世政治史。著書に、『徳川将軍側近の研究』(校倉書房、2006年)、『名門譜代大名・酒井忠挙の奮闘』(角川学芸出版、2009年)、『将軍側近 柳沢吉保 ―いかにして悪名は作られたか』(新潮社、2011年)、『将軍と側近 ―室鳩巣の手紙を読む』(新潮社、2014年)『名門水野家の復活 ―御曹司と婿養子が紡いだ100年』(新潮社、2018年)などがある。 |
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