学内講座コード:”1931T002
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主催:
東京都立大学オープンユニバーシティ [ 東京都立大学 飯田橋キャンパス (東京都) ]
講座名:
江戸城外濠が支えた東京の近代 水辺の暮らしと生活空間
申し込み締切:
2019年10月18日 (金) 23:30
開催日時:
10月19日(土)~11月2日(土)/15:30~17:00
入学金:
3,000円
受講料:
7,500円
定員:
30名
講座回数:
3回
講座区分:
数回もの
その他:
補足:
-
【講座内容】
外濠は江戸城の城郭をなす巨大な掘割です。1636年、3代将軍徳川家光の令により開削され、部分的に埋め立てられてはいますが、現在でもその全様をよく留めています。雄大な空間は、江戸の歴史遺産であるだけでなく、都心における貴重な水辺環境として、多くの人に親しまれています。ところで、この外濠の水は一体どこから流れてくるのでしょうか?実のところ現代の外濠に水源はなく、雨水の流入によって辛うじて水位が保たれているに過ぎません。しかし、かつてお濠には玉川上水の余水が分水され、きれいな水が常に循環していたといいます。その流れは、現在の飯田橋駅あたりで神田川と合流し、日本橋川と枝分かれしながら、最終的には隅田川へと流れ込みます。つまり外濠は本来、東京の水のネットワークの要でもあったのです。本講座では、こうした外濠の水辺としての側面に注目しながら、周辺地域の特徴を見ていきます。特に近代に焦点を合わせることで、土手への鉄道や公園といった近代施設の成立過程や、河岸や舟運といった水辺の機能がもたらした産業の発達、さらにはそれによる生活の変容といった、水都としての東京の側面に光を当てます。
【講座スケジュール】
第1回 10-19 15:30~17:00
第2回 10-26 15:30~17:00
第3回 11-02 15:30~17:00
単位数:1単位
名前 | 高道 昌志 |
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肩書き | 首都大学東京助教 都市環境学部 |
プロフィール | 1984年、富山県生まれ。法政大学大学院デザイン工学研究科博士課程修了、博士(工学)。専門は都市史・建築史。東京の水辺と地域構造の関係について研究を行う。2012年より「外濠市民塾」、2016年より「外濠再生懇談会」の企画運営に携わり地域での実践活動を行う。著書に『外濠の近代―水都東京の再評価(法政大学出版会)』、(共著)『外濠―江戸東京の水回廊(鹿島出版会)』など。 |
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