『源氏物語』 ― 若菜下巻(続き) ―

※現在、この講座の申し込みは
行っていません。

• 講座詳細

  【講座内容】
  明石姫君腹の若君が東宮となったので、光源氏は盛大な住吉詣でを果たした後、朱雀院の五十の賀を計画。朱雀院の好む舞楽をお見せしようと人々は準備に熱中した。さらに六条院において女楽を催し、女君たちの華やかな演奏や光源氏による音楽論などがあった。その後、光源氏と紫上は親しく語り合ったが、かねてから厄年を不安に思い、出家を望んでいた紫上が発病。二条院に移った紫上を光源氏が付ききりで介抱している不在中に、女三宮への執着を断ち切れない柏木は小十侍従の手引きで女三宮に逢い思いを果たした。ここから柏木の悲劇の物語が始まる。若菜巻の読み所である。
  
  【講座スケジュール】
  第1回 4月 3日(月) 若菜下巻（7）
  第2回 4月10日(月) 若菜下巻（8）
  第3回 4月17日(月) 若菜下巻（9）
  第4回 4月24日(月) 若菜下巻（10）
  第5回 5月 8日(月) 若菜下巻（11）
  第6回 5月15日(月) 若菜下巻（12）
  第7回 5月22日(月) 若菜下巻（13）
  第8回 5月29日(月) 若菜下巻（14）
  第9回 6月 5日(月) 若菜下巻（15）
  第10回 6月12日(月) 若菜下巻（16）
  第11回 6月19日(月) 若菜下巻(17)
  第12回 6月26日(月) 若菜下巻(18)
  第13回 7月 3日(月) 若菜下巻(19)
  第14回 7月10日(月) 若菜下巻(20)
  第15回 7月24日(月) 若菜下巻(21)
  第16回 8月 7日(月) 若菜下巻(22)
  第17回 8月21日(月) 若菜下巻(23)
  第18回 8月28日(月) 若菜下巻(24)
  第19回 9月 4日(月) 若菜下巻(25)
  第20回 9月11日(月) 若菜下巻(26)

• 備考

  【教材】
  新潮日本古典集成〈新装版〉『源氏物語 五』 新潮社 2，808円

• 講師陣

  名前	松村 武夫
  肩書き	本学名誉教授
  プロフィール	1940年生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了。武蔵野女子大学短期大学部長、武蔵野大学文学部長、大学院研究科長をへて、現在本学名誉教授。平安時代末期の文学(和歌文学、歴史物語など)を研究領域とし、主な著書に『校注水鏡』『水鏡全注釈』『実用国語辞典』等がある。
  名前	稲垣 智花
  肩書き	本学非常勤講師
  プロフィール	早稲田大学大学院博士課程修了。武蔵野大学非常勤講師。跡見学園女子大学非常勤講師。専門分野は、中古中世の物語・歴史物語。共編著書に、『常用 源氏物語要覧』(武蔵野書院)。論文に、『新時代への源氏学第3巻 関係性の政治学2』所収「解釈行為の政治学―「夕霧」―」(竹林舎)、『歴史物語講座第3巻 大鏡』所収「大鏡の思想」(風間書房)ほか。