学内講座コード:19220045
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
20世紀の日本の思想家と中国の思想家 明大文学部心理社会学科哲学専攻講座 vol.3
申し込み締切:
2019年09月25日 (水) 23:30
開催日時:
10月 3日(木)、10月10日(木)、10月17日(木)、10月24日(木)、10月31日(木)/13:00~14:30
入学金:
3,000円
受講料:
12,650円
定員:
20
講座回数:
5回
講座区分:
後期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
西洋の学術の移入は、日本でも中国でも知のあり方を大きく変えました。とりわけ哲学は、西周(にし・あまね)によって「諸学の上たる学」と位置づけられ、新しい学術体系の要となる位置を与えられ、それまでの儒学とは性格を異にするものととらえられました。Philosophyを翻訳するのに「哲学」という新しいことばを作ったのが他ならぬ西周です。「哲学」は大学の科目名などとしても採用され、やがて東アジア共通の言葉となります。本講座では、この哲学という学問をめぐって、20世紀前半に日本と中国でどのような議論がなされたのかを解説します。日本と中国の両方の状況を見ることで、哲学にどのような意味が込められたのか、どのような可能性があるのかを、より広い視点から、より深く考えることができるはずです。
【特記事項】
明大文学部心理社会学科哲学専攻講座 vol.3
【講義概要】
第1回 10月 3日(木) 西周と厳復
西洋の学問の移植に貢献した西周と厳復を比較し、両者にとっての哲学の意味を考えます。
第2回 10月10日(木) 田岡嶺雲と王国維
田岡嶺雲に啓発された初期王国維の思想を紹介しつつ、哲学の価値について考えます。
第3回 10月17日(木) 新渡戸稲造と梁啓超
新渡戸稲造と梁啓超がなぜ武士道を称賛したのかを、キリスト教道徳との関連で考えます。
第4回 10月24日(木) 鈴木大拙と胡適
禅をめぐって論争した鈴木大拙と胡適を比較し、両者にとっての哲学の意味を考えます。
第5回 10月31日(木) 和辻哲郎と洪耀勲
戦前の日本で哲学を学んだ洪耀勲が、和辻哲郎の「風土」をどう理解したのかを考えます。
【教材】
配付資料
※日程、講座内容の変更、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 志野 好伸 |
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肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 2001年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。2003年明治大学文学部専任講師、2008年から明治大学文学部准教授。2010年~ 2012年、フランス社会科学高等研究院近現代中国研究センター訪問研究員を務める。主な研究テーマは近現代中国における西洋哲学受容、日中比較思想。共著に『聖と狂』(法政大学出版局)、共訳書にF. ジュアン『道徳を基礎づける』(講談社学術文庫)、A.チャン『中国思想史』(知泉書館)ほか。 |
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