学内講座コード:18120066
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
本を編む、本を売る、本を贈る 明大アジア史講座 No.27 史料に触れ、史料を読む・続
申し込み締切:
2018年04月30日 (月) 23:30
開催日時:
5月 8日(火)、 5月22日(火)、 6月 5日(火)、 6月19日(火)、 7月 3日(火)/15:00~16:30
入学金:
3,000円
受講料:
15,000円
定員:
30
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
歴史学が依拠する資料には、大きくわけて文字によって記された「史料」と、モノや景観などによって遺された「資料」とにわけることができます。文字は、古くは、亀の甲羅、獣の骨、木、石などに刻まれたり、記されたりしてきました。その後、このように文字が刻まれた、あるいは記されたものが、集められて本として編まれていきました。前年度の講座では、史料に刻まれた文字そのものを読んだり書いたりしてみました。本講座では、本(書物)の誕生から、アジア史において本を編むということ、本を贈るということなどに着目して、本のもつ政治的・社会的意味を考えたいと思います。
【特記事項】
※フィールドワークに関わる費用は別途実費
6/26(火)【フィールドワーク】自由参加(現地集合14:30)印刷博物館(文京区)
【講義概要】
第1回 5月 8日(火) 書籍の誕生―中国古代の場合
文字による記録が書籍を生み、読者層を獲得するまでをみる。
第2回 5月22日(火) 正史の編纂―事実と権力の狭間
王朝の正統性を示すために編纂された正史。その編纂に秘められた史家の苦悩を読み解く。
第3回 6月 5日(火) 本の出版と本屋の誕生―木版と活字
印刷技術の普及と向上により本が商品となっていく過程を、中国とヨーロッパについて比較する。
第4回 6月19日(火) 贈物としての書物―オスマン帝国における君臣間の贈答文化―
書物は王族への贈物として重宝された。祝祭を舞台にした16世紀オスマン帝国の贈答慣習を読み解く。
第5回 7月 3日(火) 「地方志」にみる中国いまむかし―なぜ編むのか、誰が読むのか―
「地方志」とはどんな書物か。「地方志」から、清末より現在に至る地方社会の躍動と奮闘がみえてくる。
【教材】
配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 櫻井 智美 |
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肩書き | コーディネータ、明治大学文学部准教授 |
プロフィール | 博士(文学)。京都大学文学部卒業。同大学院修了後、明治大学文学部専任講師を経て、2009年より現職。専門は、モンゴル帝国史・中国元代史。主な論著に、『中国近世社会の秩序形成』(岩井茂樹編、人文科学研究所、共著)、『クビライの華北支配の一形象―懐孟地区の祭祀と教育―』(駿台史学124)、『元大都的東岳廟建設与祭祀』(元史論叢13)がある。 |
名前 | ?村 武幸 |
肩書き | 明治大学文学部准教授 |
プロフィール | 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。日本学術振興会特別研究員、慶應義塾・国士舘・日本大学等非常勤講師、三重大学人文学部准教授を経て現職。 |
名前 | 会田 大輔 |
肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。日本学術振興会特別研究員(DC)、明治大学文学部専任助手、埼玉大学非常勤講師、国士舘大学非常勤講師等を経て現職。 |
名前 | 奥 美穂子 |
肩書き | 明治大学文学部兼任講師 |
プロフィール | 明治大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(史学)。2014年より現職。専門は、前近代オスマン帝国社会史。特に、国家行事としての祝祭の問題を主題に研究を進める。主論文に「オスマン帝国における1582年祝祭のプログラム復元:「王の祝祭」にみるイスタンブル都市社会の一断面」『比較都市史研究』32-1号(2013年)など。 |
名前 | 高田 幸男 |
肩書き | 明治大学文学部教授 |
プロフィール | 昭和36年東京生まれ。昭和58年明治大学文学部卒、平成5年同大学院博士後期課程退学。昭和62年~平成元年中国南京大学に留学。専門は中国近現代史、中国江南地域社会史、中国近代教育史。 |
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