学内講座コード:18120052
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
アイルランド・ノーサンブリア初期写本の傑作 明治大学図書館所蔵ファクシミリ版から味わう写本の魅力
申し込み締切:
2018年05月16日 (水) 23:30
開催日時:
5月24日(木)、 6月 7日(木)、 6月21日(木)、 7月 5日(木)/15:00~17:00
入学金:
3,000円
受講料:
12,000円
定員:
20名
講座回数:
4回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
6世紀から7世紀にかけて、アイルランドは「学者の島」と呼ばれていたようです。その背景にはローマ帝国の滅亡により、西ヨーロッパからアイルランドに逃れてきた修道士が布教活動を始めたこと、その後、写字の達人であった聖コルンバが写本制作を奨励し、その成果である貴重な写本で学ぶべく、多くの学者が集まってきたことが「学者の島」と呼ばれた由縁です。なかでも有名な『ケルズの書』、『ダロウの書』、そして『リンディスファーンの書』には、ケルト特有の文様が彩色され、描かれており、芸術的にも優れた福音書写本です。羊皮紙に残る「しみ」や傷みのひとつひとつが精巧に複製されたファクシミリ版の頁をめくりながら、当時のアイルランド、スコットランドそしてイングランドの歴史や文化に思いを馳せる至福の時をご一緒に過ごしましょう。
【講義概要】
第1回 5月24日(木) 『ケルズの書』と聖コルンバ
アイルランドの歴史および写本制作を奨励した聖コルンバについて学びます。
第2回 6月 7日(木) 『ケルズの書』の写字生と挿絵画家
ケルト特有の文様を味わいつつ、当地で独自の発展を遂げたキリスト教について考えます。
第3回 6月21日(木) プリミティブな趣の『ダロウの書』
三大写本のなかでも独特なオーラを放つ『ダロウの書』の魅力を探ります。
第4回 7月 5日(木) 聖クスベルトと『リンディスファーンの書』
イコンの影響も見受けられる本書の魅力と10世紀に行間に書かれた英語の威力を語ります。
【教材】
配付資料
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 阪田 蓉子 |
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肩書き | 元明治大学文学部教授 |
プロフィール | 講座コーディネータ 図書の文化史および地域情報サービスが研究課題。国際基督教大学教養学部卒、東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。教材用DVD監修「多様な図書館サービス-現場からのルポルタージュ」。明治大学図書館情報学研究会会長。 |
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