学内講座コード:18110002
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主催:
明治大学リバティアカデミー [ 明治大学リバティアカデミー 駿河台キャンパス (東京都) ]
講座名:
上原と大友のマーケティング・ゼミナール ―行動経済学―
申し込み締切:
2018年04月17日 (火) 23:30
開催日時:
4月25日(水)、 5月 9日(水)、 5月23日(水)、 6月 6日(水)、 6月20日(水)、 7月 4日(水)、 7月18日(水)、 8月 1日(水)/19:00~21:00
入学金:
3,000円
受講料:
30,000円
定員:
25
講座回数:
8回
講座区分:
前期
その他:
補足:
-
【講座趣旨】
2017年度のノーベル経済学賞は行動経済学者として著名なシカゴ大学のリチャードH.セイラー教授に与えられました。行動経済学は2002年にノーベル経済学賞を授与されたプリンストン大学の教授であるダニエル・カーネマンによって確立されたもので、わが国では明治大学の情報コミュニケーション学部の友野典男教授が2006年に出された『行動経済学―経済は「感情」で動いている』(光文社新書)によって広く知られるようになりました。
この行動経済学は人間の経済行動が極めて心理学的な影響を受けやすいという事実を基に理論化されたもので、ビジネス行為としてのマーケティング活動においても非常に重要な示唆を与えてくれるものです。本来、経済学は人間の経済活動が合理的であることを前提に構築されています。しかし企業人だけでなく、特に一般の消費者においてさえ、その日常の購買行動は決して合理的でないことは周知の事実でありましょう。すなわち、“合理的経済人”が前提である経済学的観念とは異なり、わたしたち一般の消費者は極めて主観的であり、感情的な振る舞いをする存在なのです。したがって、経済学的市場認識からわたしたちの日常の経済的動向を予測することは、ミクロ経済学的にもまったく不可能であるといってよいのです。その証拠は、経済学的諸理論を基になされる国の経済政策や消費政策がいつも効を奏さない事実からも理解できると思います。
行動経済学が提唱する様々な理論には、マーケティングにおける顧客対応活動において直接的にその効果が発揮されるような考え方が満載されています。マーケティング論の外部理論でこれほど影響力のある理屈はないかもしれません。今回のゼミナールでは、この行動経済学の理論から、企業の日常的なマーケティング活動に役立つような考え方を多数引き出しながら、受講生の皆さんとともに、この行動経済学そのものを自分たちのものとして消化してみたいと思います。きっと私たちの日常の消費行為の中にも多数思い当たる現象が発見でき、興味深く学ぶことができるのではないかと思います。(上原征彦・大友純)
【特記事項】
■テキストや講師側の用意した参考事例を用いながら、受講生の皆さんとの議論を進めていきます。
■基本テキストは友野典男著『行動経済学―経済は「感情」で動いている』(光文社新書、2006年)を使用し、初回に配付いたします。
【ジャンル】マーケティング
【講義レベル】応用~発展
■受講に際し、必ず入会と受講のご案内をご確認ください。
【講義概要】
第1回 4月25日(水)
第2回 5月 9日(水)
第3回 5月23日(水)
第4回 6月 6日(水)
第5回 6月20日(水)
第6回 7月 4日(水)
第7回 7月18日(水)
第8回 8月 1日(水)
【教材】
・配布資料
・書籍 友野典男著『行動経済学―経済は「感情」で動いている』(光文社新書、2006年)
※教材費は受講料に含まれています。
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
名前 | 大友 純 |
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肩書き | 明治大学商学部教授 |
プロフィール | 明治大学大学院商学研究科博士後期課程退学。専門はマーケティング戦略論、広告論。食品・化学・自動車・機械メーカーや小売店等の大手企業で経営実務・マーケティング戦略の研修指導を数多く手がける他、中小企業経営、地域商業活性化に関する指導も続けている。明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科兼担教授。 |
名前 | 上原 征彦 |
肩書き | 元明治大学専門職大学院グローバル・ビジネス研究科教授 |
プロフィール | 昭和女子大学現代ビジネス研究所 特命教授。 1968年東京大学経済学部卒業。日本勧業銀行、財団法人流通経済研究所、明治学院大学教授、明治大学専門職大学院教授を経て現職。この間、ペンシルベニア大学ウォートン校の客員教授として取引慣行の日米比較研究を行った。2002年より財団法人流通経済研究所理事、2010年~2015年理事長。著書:『経営戦略とマーケティングの新展開』(誠文堂新光社)、『マーケティング戦略論』(有斐閣)など多数。 |
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