学内講座コード:22A1603200
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主催:
神奈川大学 [ 神奈川大学 KUポートスクエア (みなとみらいキャンパス) (神奈川県) ]
講座名:
近代文学にみる「子供の時間」【ハイフレックス(録画あり)】
申し込み締切:
2022年05月23日 (月) 23:30
開催日時:
6月 6日(月)、 6月13日(月)、 6月20日(月)、 6月27日(月)、 7月 4日(月)/10:30~12:00
入学金:
-
受講料:
9,000円
定員:
40名
講座回数:
5回
講座区分:
前期
その他:
8200(※料金は、神奈川大学生・卒業生等および横浜市交流協議会加盟大学在学生に適用される料金です)
補足:
-
【講座内容】
今回は、「子供の時間」というタイトルのもとに、日本の近代文学に、どのように少年や少女が描かれてきたか考える。この講座では、これまでも、志賀直哉や国木独歩等を始め安岡章太郎・阿部昭ら戦後の作家から吉本バナナ・重松清など現在活躍中の作家の作品を取り上げてきた。今回は有島武郎『一房の葡萄』、芥川龍之介『蜜柑』、佐多稲子「キャラメル工場」の三作品を選び、文学作品を読む方法や、作家や文学史の捉えについて、基本的知識を学びながら、そこに流れる「子供の時間」をみていく。「子供の時間」が「おやつの時間」でもあることは、ブドー・ミカン・キャラメルなどをあしらったタイトルも示すところだ。おやつの果物・菓子だけでなく横浜・横須賀、秋葉原・上野など、これらの作品が舞台に選んだ場所も話題にしながら、文学作品を味わうことのできる、楽しいひと時をもちたい。
【講座スケジュール】
第1回 6月 6日(月) 『一房の葡萄』を、文学史的背景、主題等に留意して読む。
第2回 6月13日(月) 前回に引き続き、横浜・葡萄・キリスト教・アメリカ等をキーワードに読み、『小さき者へ』にも言及する。
第3回 6月20日(月) 『蜜柑』を、社会的・時代的・伝記的事実等に即してこと読む。
第4回 6月27日(月) 『キャラメル工場から』を、同時代の社会的現実や、フェミニズム、父権制等にも視界をひろげながら解読する。
第5回 7月 4日(月) 全体のまとめとして、改めて、近代日本における「子供の時間」について考える。
【備考】
◆ハイフレックス講座とは、対面による講座を、オンライン(Zoomによるライブ)により同じ時間に受講参加できる形態です。受講生の皆様はライフスタイルにあわせて対面、またはオンライン(ライブ)で講座に参加する事が出来ます。
例えば初回は対面で参加して、2回目の講義は自宅からライブで参加する事も可能です。また語学講座や一部講座を除き、講座は収録し、終了後に動画配信します。
※動画配信期間は、最終講座日から1週間です。
◆コロナウイルス感染症の状況により講座内容を変更する場合がございます。
名前 | 岩佐 壯四郎 |
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肩書き | 関東学院大学名誉教授 |
プロフィール | 1946年生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学。博士(文学)。日本近代文学・比較文学の分野で研究活動を展開し、演劇批評も執筆している。『抱月のベル・エポック』でサントリー学芸賞を受賞。著書に『世紀末の自然主義』、『日本近代文学の断面1890-1920』『島村抱月の文芸批評と美学理論』等のほか、近著に『点景・昭和期の文学』がある。 |
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