学内講座コード:1170659
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主催:
実践女子大学生涯学習センター [ 実践女子大学 オンライン講座 (オンライン) ]
講座名:
いま再び新しく宮沢賢治を読み深める<オンデマンド配信>
申し込み締切:
2021年07月30日 (金) 23:30
開催日時:
オンデマンド
配信期間:2021年6月11日から2021年8月31日まで
全3回(1回約90分)
入学金:
-
受講料:
6,600円
定員:
講座回数:
3回
講座区分:
前期
その他:
受講料は全3回分税込価格です。 教材は下記「備考」をご覧ください。 申込締切日2021年7月30日
補足:
-
【オンデマンド講座です】
表現者としての宮沢賢治の多種・多彩な尽きることのない魅力は、同時に、人としての生涯の課程に伴うさまざまな曲折と分かちがたく重なっています。作品の生成過程は、成長や成熟を反映しています(長きにわたる場合は、よりいっそう)そこで、はじめに、節目を伴うその生涯を見渡し、ついで多彩な魅力の源を一瞥して、再読してこそ気づかれる問いかけや発見に、真摯に向き合っていきしょう。
第1回
(前半)宮沢賢治の肖像:一般人が誰でも多くの肖像写真を残す時代ではありませんでしたが、折々にかなり多くの肖像写真を残しています。重要ないくつかの意義を確かめつつ、生涯の概観を行います。
(後半)メルヘンとファンタジー:今回の講座では、大正十年の家出上京中から帰郷後の農学校教師になりたてのころに手掛けられたと目されるうちの、短い散文作品を取り上げます。その導入に、晩年まで手入れを繰り返して、未完成ながら長編の代表作の一つとされている「銀河鉄道の夜」を、現代ファンタジー作品の早い先駆けと見なす考え方の裏付けとして、一昨年あるシンポジュームで話した報告など紹介します。
第2回
(前半)「革トランク」:ナンセンスとカリカチュアの効用(笑いによる対象化)
(後半)「おきなぐさ」:伝承説話・寓話の現代化によるいのちの物語
第3回
(前半)「チュウリップの幻術」:酔いと超越(大人の童話1)
(後半)「化物丁場」:地質不思議譚 あるいは世間噺と自然科学(大人の童話2)
教材:『宮沢賢治全集 6』(ちくま文庫)1,100円(税込)
・上記作品が参照できれば、他の本でも可
・各自ご用意ください
名前 | 栗原 敦 |
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肩書き | 実践女子大学名誉教授 |
プロフィール | 東京教育大学大学院修士課程修了。立正女子大学(現文教大学)、金沢大学教員、実践女子大学教授を歴任。専攻は日本近代文学で『新校本宮澤賢治全集』(筑摩書房)編纂委員も務める。平成5年には『宮澤賢治―透明な軌道の上から』(新宿書房)で、第1回やまなし文学賞(研究・評論部門)を受賞。その他、『詩が生まれるところ』(蒼丘書林)、『宮沢賢治コレクション』(編集・筑摩書房)など著書多数。 |
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