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講座詳細情報

申し込み締切日:2020-03-10 / 日本史:社会:その他教養

「 昭和史を『歴史』の視点で語る- 2 -」

主催:同志社大学同志社大学東京サテライトキャンパス(東京都)]
問合せ先:同志社大学 東京オフィス TEL:03-6228-7260
開催日
4/17, 5/15, 6/19, 7/17, 8/21, 9/18(金)
講座回数
全6回
時間
13:30~15:00
講座区分
数回もの 
入学金
 - 
受講料
18,000円
定員
100
その他
6回一括のみ
補足
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講座詳細

【狙い】
昭和という時代を同時代ではなく歴史の視点で見ていくシリーズの第2弾。今回は政治、社会、経済など各分野別に検証していくことにする。歴史の視点とは、近代史と現代 史の交錯する昭和史をより重層的に見るということだ。この空間に凝縮している日本社会の実像を確かめる ことで、私たちは日本人の思考、言動を具体的に知ることになる。(保阪 正康記)

第1回4/17(金) 政治1 -軍事主導体制と民主主義体制-
昭和には大別すると二つの政治体制があった。軍事を軸にする体制と民主主義の体制である。普通はこうした体制の入れ替えには革命などの荒療治が必要となる。日本はそれが「戦争・敗戦」という構図のもとで行なわれた。主体的意思とは言えなかったのだが、しかし動機はどうであれ日本は民主主義体制を守り抜いてきた。この体制を支えた国民の意識の底には、どのような歴史上の流れがあったのだろうか。私たちはそれを知る必要がある。

第2回5/15(金) 政治2 -臣民から市民へなり得たか-
近代史の終わりとしての昭和前期、そして現代史の出発点の昭和中期、昭和後期。国民を語る表現は天皇の赤子としての臣民であり、近代の自覚する市民的権利の実践者である市民と変化した。両者の間にはどのような違いがあるのか。あるいは両者の共通点とは何なのか、その点を改めて考えて見ることが必要である。国家と個人の関係を捉え直してみれば、私たちの国の国民の自覚や知性が自ずから明らかになってくるように思う。

第3回6/19(金) 経済 -日本の財政政策、昭和史の光と影-
昭和史の財政政策は極めてわかりやすく進んだ。平時の軍事予算が戦時になると異常に膨らみ、民生への予算は削られた。軍事予算は国内の経済行動だけで回転していき、戦争は国家予算の限度枠での戦いとなった。平時の貿易は全く行われず、日本経済は次第に縮小していく形になった。戦時経済の異様さは真のエコノミストが育つ土壌が失われ、経済の本来の回転は全く失われた。昭和史の中に潜んでいる財政政策の初歩的誤りを確認する必要がある。

第4回7/17(金) 産業 -日本の企業と企業人-
昭和の日本企業はその初期には、製造業が一定の力を持った。しかし国策企業が民間企業を 金 率いていく形は鉄鋼など一部を除いてほとんど形をつくらなかった。つまり日本の企業は民 間企業が活性化することで産業界が好景気になっていくプロセスを見ていくと、国策企業の業績には多 くの問題があるということになるのであろう。渋沢栄一などの企業人の心理を分析していくことで日本資本主義の特異性を見つめていくべきである。

第5回8/21(金) 社会 -事件と事象、そして災害-
一つの事件、事象がその社会を反映していることがある。例えば戦争に至るプロセスでは、必ず社会全体に暴力がはびこる。暴力への麻痺が進むのである(日本社会では2・26事件などが その例である)。昭和の二つの時代に私たちは、多くの事件、事象に出会っているが、そこに見えているの は何か。改めて問うて見ると意外なことに近現代日本の人心は、金銭を目的とした犯罪よりも人間関係の もつれの方が多いように思う。このことを考えて見たい。

第6回9/18(金) 教育 -制度と教科内容を見る-
教育制度は昭和にあっては二つの時代には全く異なっていた。戦前には進学するコースと職業訓練の道筋を行くものとの間に歴然と線が引かれていた。加えて教育は「富国強兵」と「産業立国」の手段としての意味を持った。現実に役に立つ実用主義と天皇を神と仰ぐ神話史観が両輪の役割を果たした。もともと日本は江戸時代から寺小屋教育が定着していたので、識字率も高く、教育風土は出来上がっていたのである。その分析を試みたい。

講座がわかりやすくなる参考書籍<保阪先生ご推薦>
『昭和史 1926 ー 1945』
著者:半藤一利 ( 平凡社ライブラリー )
『昭和史 戦後編 1945-1989』
著者:半藤一利 ( 平凡社ライブラリー )
『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』
著者:加藤陽子 ( 新潮文庫 )
『山中恒と読む修身教科書 戦時下の国体思想と現在』
著者:山中恒 ( 子どもの未来社 )
『令和を生きるための昭和史入門』
著者:保阪正康 ( 文春新書 )
『昭和史の急所 戦争・天皇・日本人』
著者:保阪正康 ( 朝日新書 )

備考

資料: 当日配布いたします

会場:同志社大学東京サテライト・キャンパス セミナー室

- 各講座に関する注意事項 -
○各講座とも定員になり次第、受付を終了いたします。
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○受講キャンセル、当日の欠席
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2、お支払い後にキャンセルされた場合、受講料の払い戻しはいたしません。
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4、事前の欠席連絡を要する講座につきましては、講座初回にご案内します。

講師陣

名前 保阪 正康(ほさか まさやす)
肩書き ノンフィクション作家・評論家  日本近現代史研究者
プロフィール 1939年札幌市生まれ。1963年同志社大学文学部社会学科卒。1972年『死なう団事件』で作家デビュー。2004年個人誌『昭和史講座』の刊行をはじめ一連の昭和史研究により菊池寛賞受賞。『ナショナリズムの昭和』で第30回(2017年度)和辻哲郎文化賞を受賞。近現代史の実証的研究を続け、これまで約4000人の人々に聞き書き取材を行っている。立教大学社会学部兼任講師、国際日本文化研究センター共同研究員などを歴任。現在、朝日新聞書評委員などを務める。2017年4月からNHKラジオで「声でつづる昭和人物史」を放送中。
『陸軍省軍務局と日米開戦』『あの戦争は何だったのか』『昭和史の大河を往く』シリーズなど著書多数。近著『大本営発表という虚構』(ちくま文庫/2019)『昭和史七つの裏側』(PHP研究所/2019)新・天皇論(毎日新聞出版/2019)
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